【おすすめ本】売れる作家の全技術【紹介】

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作家を目指すために必要な技術を短期間で取り入れたい方におすすめの本がこちら。

大沢在昌著書、売れる作家の全技術

特に文学賞を目指している方には必見の内容になっています。また、そうでなくとも、作家として生きていくための心構えだったり、考え方も実際の授業の形式で書いてあるため、作家になった後も訳に立つ内容です。

【ここがすごい】

序盤に編集者の方を集めて、これからの作家に求めていることについて対談した内容が書かれています。

その内容には、これから作家を目指す上で必要な技術やポイント、求めていること、どのようなスタンスで編集者の方が作家と向き合っているかのおおよそを知ることができます。

昨今のTwitterなどのSNSを見ていると、「編集者にとっては、『作家は使い捨て商品』のように思われているのではないか」という意見を目にすることがあります。

しかしこの対談では、そのようなことは一切なく、担当している作家のことをしっかりと見ている、ということが書かれています。

もちろん、この対談をしている出版社に限った話かも知れませんが、全てがそうではない、ということは感じ取れると思います。

講義、という形式でこの本はまとめられており、そこでは生徒の方の作品を取り上げて、そこに欠けていることについてのアドバイスがなされています。

一つの作品だけでなく、複数の作品を取り上げて解説されているため、具体的にどこがダメなのか、どうすれば良くなるのかを学習することができます。

それらの形式を最後まで続けることで、空論ではなく、実際の例とともに自分の中にインプットすることができます。

現役作家の方の厳しい意見を目にすることができるので、多くの刺激を得ることができる、貴重な本だと思います。

【要約】

どのような作家が生き残れるのかが座談会形式で書かれており、その後、講義の形式で技術論がスタートします。

一回目で作家になるということはどういうことなのかという「作家としての心構え」から始まります。

そこからは描写の書き方、キャラクターの作り方、会話でのテクニック、プロットの作り方へと続いていきます。

ここまでで、作品を書くために必要な基本的な基礎知識の話が終わります。

その後は面白い物語を書くために必要なエッセンスがいくつも紹介され、最後に作家としてデビューした後、どのように生き残るのかについての話になります。

【こんな人には合わないかも】

主に文学賞を目指す人に向けた本になっているため、単に物語を書きたいから書く方法を教えてくれ、と思っている人には向いていないかも知れません。

また、キャラクターをしっかりと作ってから、そのキャラクターを動かすことで話を作るパターンに重点を置いています。

そのため、しっかりとプロットを書いてから物語を書くタイプの方には、合わない可能性があります。

また、キャラクターが勝手に動き、物語を作ることを意識している節があるため、たくさんの本を読んで、様々な種類のキャラクターや世界観を頭の中に蓄えておく必要があります。

おそらく、本をあまり読まない人は、キャラクターを作っても勝手に動き出すことは少ないと思うので、そのような方には不向きだと思われます。

【おわりに】

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

現在の出版業界は非常に厳しいものになっています。しかしそれでも、作家として生きている人もいるため、まだ完全に終わっている訳ではありません。

しかし、YouTubeやスポーツ選手のように夢があるかと言われれば、厳しいと思います。

ですがたくさんの良書が書かれて、多くの人が再び本に関心を向けるようになれば、まだまだ流れを変えることが出来る分野だと思います。

そのためには、より質の高い物語が必要となってきます。

この本には確実にその質を高めることができる技術が書かれています。ぜひ皆さんも一度、読んで見て下さい。

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